秋田県を代表する伝統食品「いぶりがっこ」が、ヘルシンキ(フィンランド)発羽田行きの日本航空の機内食に登場した。外国人が多く搭乗する海外発の国際線で、同社が秋田の特産品を提供するのは初めてという。
新メニューに加えたのは「いぶりがっことチーズのあえ物」。フィンランド産のセロリとスウェーデン産のチーズで作ったムースに、雄勝野きむらや(湯沢市)のいぶりがっこをのせた。
県は特産品の輸出拡大をめざして北欧の食品見本市に出品。いぶりがっこが高い評価を得たことから、北欧産食材と組み合わせて開発した。
新メニューはヘルシンキ発羽田行きJL48便のプレミアムエコノミーとエコノミーの各クラスで用意。8月31日まで提供する。
県食のあきた推進課の佐藤はるか課長は「海外の人たちが秋田に興味を抱くきっかけになれば」と期待している。(阿部浩明)