「第11回全国高校生手話パフォーマンス甲子園」の開会式で、手話であいさつする佳子さま=2024年9月22日午前9時47分、鳥取県米子市、上田潤撮影

 秋篠宮家の佳子さまを取材する場所として、特別な縁を感じている地がある。それは鳥取県だ。ちょうど10年前、20歳の成年を目前にした佳子さまが、国際基督教大学合格公表後に初めての公務を行った場所であり、以来、毎年のように訪問しているゆかりの深い地だ。

 佳子さまがこの地で毎年開催されている全国高校生手話パフォーマンス甲子園に今年も出席するとのことで、佳子さまの2日間の鳥取訪問に密着することにした。

 9月21日午前11時過ぎ。全日空便で鳥取県の米子空港に降り立った佳子さまは、秋らしいベージュのセットアップを身にまとい、ふんわりまとめた髪には、8月に鳥取の平井伸治知事らから贈られた県内にある白谷工房の寄せ木細工のバレッタを着けていた。

 空港出口を出ると十数メート…

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