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行方不明になっている女性の長女。手元にあるのは捜索に使った地図=10月8日、東京都内、原野百々恵撮影
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 神戸の六甲山系に入山後、行方不明になった女性(76)=兵庫県在住=の捜索が打ち切られてから、3カ月になる。「今も母を捜したいという気持ちはあるが、見つかった時の母を想像するのが怖い」。40代の長女が取材に応じ、苦しい胸の内を明かした。

電波悪くて聞き取れず

 県警によると、女性がJR新神戸駅近くから六甲山系へ1人で登り始めたのは、8月11日の午前9時ごろだった。

 穂高湖周辺で開かれるイベントに参加するためだったとみられる。

 午後6時ごろ。長女の携帯電話が鳴った。80代の父からだった。

 母から「(下山中に)足を痛めた。道に迷った」とメッセージが午後4時ごろに来て以来、連絡が取れないという。

 長女も電話をしてみたが、つながらない。その日の夜、「ここで夜を明かす」と伝える留守番電話のメッセージが母から届いた。「ここ」がどこを指すのかはわからなかった。

 長女は警察と消防に通報。女性本人からも119番が入り、消防は午後8時ごろに捜索を始めた。

 その後、夜間に断続的にメッ…

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