自民党総務部会・政治刷新本部の法整備に関する作業部会合同会議で発言する作業部会座長の鈴木馨祐衆院議員(中央左)=2024年5月16日午前8時3分、東京・永田町の党本部、岩下毅撮影
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 自民党は16日、派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法改正について立憲民主党、日本維新の会と協議し、来週にも衆院の特別委員会で審議を始める方針で一致した。

 自民の浜田靖一国会対策委員長が、立憲の安住淳、維新の遠藤敬両国対委員長と相次いで会談した。自民側は、各党が提出するそれぞれの法案に関する特別委での審議を来週に始めたいとの考えを伝え、野党側も受け入れた。22日に審議入りし、その後、連日開催する方向で調整している。

 自民は17日にも法案を単独提出する方針。重要法案で与党間に隔たりがあるままの審議入りは極めて異例と言える。さらに自民と野党との溝は公明党との間より大きく、審議の難航は確実だ。

 立憲の安住氏は16日、自民…

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