「腐ったミカン」「もう要らないよ」――。学校法人追手門学院(大阪府茨木市)の職員研修でこんな発言を浴び、退職を迫られたなどとして、元職員3人が学院や研修の講師らに計約3600万円の賠償や退職強要の差し止めを求めた訴訟が大阪地裁であり、6日に和解が成立した。
被告らが謝罪して再発防止策を講じるほか、3人に解決金を払って1人を復職させる内容。原告側は「教育機関が退職強要を目的として外部に研修を委託し、精神疾患まで発症させた。未曽有かつきわめて問題のある事案だった」としている。
訴状などによると、学院は2016年8月、原告3人を含む職員18人に「求めている職員像に達していない」と研修を実施。コンサル会社「ブレインアカデミー」(東京都千代田区)に講義を委託した。
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