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2025年度当初予算案の修正協議で、立憲民主党が重視する「高額療養費制度」の見直しの凍結は28日、石破茂首相に拒絶された。衆院予算委員会での野田佳彦代表の直談判は不発に終わった。少数与党国会の中、野党第1党の存在感を十分に示せない状況が続き、党内では怒りと失望が交錯している。
「生煮えで人命に関わる制度をスタートしては絶対にいけない。英断か優柔不断かが問われる。首相の決断を促したい」
医療費の患者負担に月ごとの限度を設けた高額療養費制度の制度改正で、26年夏と27年夏の限度額引き上げは再検討するものの、今年8月の引き上げは譲らない首相に対し、野田氏は迫った。だが、首相は淡々と「(引き上げを)やらせて頂きたい」と返した。
「あんな答弁では採決に応じられない」
首相は17日の衆院予算委で…