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鹿児島県警の不祥事再発防止策の報告を受けた県議会総務警察委員会=2024年8月6日午前10時25分、鹿児島県議会、冨田悦央撮影

 一連の不祥事を受けて鹿児島県警がまとめた再発防止策の報告書をめぐり、県議会は6日、総務警察委員会で集中審議した。野川明輝本部長が組織運営で「(部下へ)正しい答えを出せる能力がなかった」と自身の指導力不足を吐露する一幕があった。

 県警は相次いだ不祥事の原因について、幹部らの指揮統率や部門間の連携が機能せず、捜査への不信感を招いたなどと分析している。野川本部長は冒頭で「組織も人も自分を中心に考える部分最適に陥った面があると考えている」と言及した。

 委員の一人が「基本的な報告…

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