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中埜智史総料理長からアドバイスを受ける神島高校のメンバー=2024年10月25日、和歌山県田辺市、勝部真一撮影
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 高校生が地元食材を使ったアレンジ料理を競う「第13回ご当地!絶品うまいもん甲子園」の決勝大会(11月3日、東京)に出場する和歌山県立神島高校(田辺市)のメンバーが25日、同校でホテル日航プリンセス京都(京都市下京区)の中埜(なかの)智史総料理長から指導を受けた。目指すは2016年以来、2度目の優勝だ。

 出場チームにプロの料理人を派遣し、決勝に向けてブラッシュアップしてもらう「チャレンジキッチン」。同大会に協力するキリンビバレッジが企画した。神島高校は近畿エリア選抜大会で一度は敗れたが、一般の人たちのLINEによる投票で1位になり出場権を得た。

 メンバーはいずれも3年生の関奈々子さん、鈴木櫻さん、緒方柚奈さんの3人で、出品料理は特産の南高梅と白浜町の養殖マダイなどを使用した「梅と鯛(たい)とトルティーヤ」。この日、同校で実際に調理し、トルティーヤや鯛フライの作り方などのアドバイスを受けた。メンバーらは「料理の知識をいろいろ得ることができた。自信をもって大会に臨める」と決意を語った。中埜総料理長は「チームワークがよく、地元の食材を広めたいという思いが伝わってきた」と評価していた。

 今大会は全国218チームが応募。書類審査を経て、選抜大会を勝ち上がった9校と、選抜大会で敗退した中から一般投票で1位になった神島高校の計10校が決勝大会に出場する。(勝部真一)

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