原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定を巡り、佐賀県玄海町議会は26日、本会議を開き、選定に向けた文献調査を求める町内3団体の請願3件を賛成多数で採択した。脇山伸太郎町長が議会の判断を追認すれば、北海道寿都町、神恵内村に続き3例目。この2町村では、受け入れの翌月に文献調査が始まっている。
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選定までの3段階の調査のうち、文献調査は第1段階。第2段階からは市町村長に加え知事の同意も必要だ。
町内には九州電力玄海原発があり、山口祥義知事は同日、定例会見で「玄海町での議論を見守っていきたい」としたうえで、「最終処分場については、新たな負担を受け入れる考えはないと再三示している。今回も一貫してそう言っている」と述べ、最終処分場は受け入れないと強調した。