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国民スポーツ大会での試合後に取材を受けるウルフ・アロン
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 10月13日、国民スポーツ大会柔道成年男子の団体戦が、佐賀市のSAGAアリーナで行われた。決勝は地元・佐賀と茨城の顔合わせになった。

 5人制で競う団体戦。佐賀の副将として畳に立ったのは、ウルフ・アロン(28)=パーク24=だった。

 1分44秒、石川竜多(センコー)から大外刈りで一本勝ち。これが決勝点となり、佐賀は1―0で初優勝を果たした。

 「(歓声は)今までで一番。ホームグラウンドで背中を押してもらえるというのが、一番大きかった。本当にここでだけの体験だった」

 パリ五輪の男子100キロ級に出場し、東京五輪では同級で金メダルに輝いたウルフは、東京都出身。千葉県の高校、神奈川県の大学に通い、現在所属するパーク24の拠点は東京にある。佐賀との地縁はない。

 地元開催の国スポを控え、重量級の有力選手を探していた佐賀県柔道協会は昨夏、ウルフの所属先を通じて協力を要請した。

 当時のウルフは調子が上がら…

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