【言わせて!私の争点】デジタル教育に取り組む 山形巧哉さん
北海道南部にある人口約1万4千人の森町で、高校生にデジタル技術の知識や使い方を伝えながら、地域課題の解決に取り組む事業をしています。「どうせこの地域にいるんだから、将来の夢なんてない」。そう言い切る学生のマインドを変えられないかという思いがあります。
これまで、「町のクリエーターになろう」といって町をよくするためのアプリを開発したり、地域の木材を使ったコースターを商品化し、インターネット上で販売したりしました。いまの学生はデジタルに慣れていて、アプリ開発でも「ここにボタンがあったらもっと使いやすい」などとすごくいい発想を持っています。これからの地域のDX(デジタル変革)や産業創出には、子どもたちの視点が重要だと感じます。
デジタルを使えば、地域で生…