
知的障害の児童生徒が通う栃木県立の那須特別支援学校(那須塩原市)と栃木特別支援学校(栃木市)の寄宿舎が3月で廃止される。2月にそれぞれ「おわかれ会」があり、関係者からは惜しむ声があがっている。
那須の「おわかれ会」は2月26日、栃木は同19日に開かれた。那須では中学部と高等部の寄宿舎生25人が参加。1年間の出来事を写真約300枚にまとめ、スライドショーとして大型スクリーンに映し出した。
4月の入舎式から、夏の納涼祭、歳末お楽しみ会といったイベントのほか、歯磨きのやり方や掃除用具の使い方といった日常の学習の様子も映された。生徒たちはおやつと飲み物を手に真剣にスクリーンをみつめ、おどけたポーズの生徒の写真に、会場となった食堂は笑い声に包まれた。
今春に卒業する中学部と高等部の7人からのあいさつもあった。
■後輩に教えてあげることをが…