男女共同参画会議が31日開かれ、政府が「女性活躍・男女共同参画の重点方針」(女性版骨太の方針)の素案をとりまとめた。地方企業や中小企業も含め人材育成を強化し、女性活躍を後押しする。6月中に決定する。

 昨年の女性版骨太では、東京証券取引所プライム市場の上場企業の女性役員比率を2030年までに30%以上とする目標を盛り込んだ。年末には、25年までに19%に引き上げる中間目標も設けた。内閣府によると、23年7月末時点でプライム上場企業(1834社)全体の女性役員比率は13.4%となっている。

 今年の女性版骨太には、こうした目標達成のため、先進的に取り組む企業との連携などを掲げる。日本商工会議所などと足並みをそろえ、地方での女性登用も促す。各地域の好事例を把握し、広げられるようにする。

防災現場での女性参画を推進

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