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再開発エリアの全体イメージ図。左手前が広域避難場所となる広場で、隣接地には品川区の新庁舎が計画されている=JR東日本提供
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 JR大井町駅(東京都品川区)周辺の再開発地域について、JR東日本は「OIMACHI TRACKS(大井町トラックス)」と名付けたと発表した。オフィスやホテル、商業施設が入るツインタワー型ビルを中心に、災害時の避難所としての機能も備え、2026年3月の街開きをめざしている。

 再開発するのは、同駅北側から東急大井町線に沿って品川区役所付近まで広がる社宅の跡地約3万平方メートル。「TRACKS(トラックス)」は英語で「線路」や「通り道」の意味を持つ。近接する山手線の車両基地や、まちを重層的に貫く歩行者デッキのイメージが名称の由来になったという。

 ツインタワーは地上23階建てのオフィス棟と、地上26階建てのホテル・住宅棟に分かれる。オフィス棟の2~5階にはシネマコンプレックス「TOHOシネマズ」が入る。ホテル・住宅棟は最上階の26階に車両基地を一望できるバーを設ける。

 防災対策では、隣接区域に新…

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