米鉄鋼大手USスチールの買収を巡り、バイデン米大統領による禁止命令を不服としてバイデン氏らを提訴した日本製鉄は、森高弘副会長が、「バイデン氏を訴える理由」と題した意見記事を、米紙ウォールストリート・ジャーナルの14日付電子版に寄稿した。森氏は、バイデン政権の対応を批判する一方、20日に発足するトランプ新政権については「連携を模索していく」とした。
USスチールの身売りに端を発した買収計画は、昨秋の大統領選に絡んで政治問題化した。国家安全保障への影響を審査した米政府の対米外国投資委員会（CFIUS）は、判断をバイデン氏に一任。そのバイデン氏は買収を禁じる命令を出した。
森氏は寄稿の中で、「バイデ…
