犯罪行為と思しき求人 テレグラムのチャンネルに
首都圏を中心に相次いだ強盗事件では、指示役らがSNSを通じた「闇バイト」で実行役らを募っていた。指示役と実行役のやりとりにも一部で使われたとされるメッセージアプリ「テレグラム」で犯罪行為と疑われる求人が横行しているといい、専門家は注意を促している。
NTTコミュニケーションズ(東京)は8日、同社の開発者ブログ(https://engineers.ntt.com/)で「特殊詐欺のコミュニティで行われている活動について」と題した記事を公開した。記事では特殊詐欺の犯罪者集団がネット上でどのような仕事をどのように募集しているのか紹介している。
記事を書いた同社イノベーションセンターテクノロジー部門の益本将臣さん(27)は、テレグラム上で犯罪行為と疑われる隠語が使われていたり、明らかに報酬が高すぎたりする求人が掲載された「チャンネル」数十件を確認した。特殊詐欺の「受け子」や「出し子」、「かけ子」のほか、SIMカードの販売や違法薬物の販売など少なくとも13種類の「仕事」の求人があったという。
求人「誰でも見られる場所に」
テレグラムはメッセージや画…