バイデン米政権のホワイトハウスとの太いパイプをもとに、約3年間にわたって駐日大使を務め、日本政府関係者から「剛腕」と評されたエマニュエル大使が14日に離日する。日本政界とも深いネットワークを築いて日米安保協力の強化を牽引(けんいん)したが、同氏の対中強硬の姿勢などが日本の外交政策に影響を与えたとの見方も政権内にある。
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「自らに課した使命は日米同盟を再活性化することだった」。エマニュエル氏は10日、外国特派員協会で駐日大使として最後の会見でこう語った。同氏は下院議員を4期、シカゴ市長を2期務めたほか、クリントン政権で大統領上級顧問、オバマ政権で大統領首席補佐官を歴任した。
駐日大使ポストは通常、大統…