「リトゥンアフターワーズ」の山縣良和。奥は新作

 物語性のある服を手がけるブランド「リトゥンアフターワーズ」のデザイナー・山縣良和が、美術館では初の大規模個展を前橋市のアーツ前橋で開いている。ファッションを通じて社会問題に向き合ってきた17年をたどると同時に、これまでにない「パーソナル」な新作で現在地を示している。

 「装うことのいとおしさを伝える」をコンセプトに、2007年にブランド設立。東日本大震災や、シリアの内戦で住居を失った人々に心を寄せたコレクションを発表するなど、現代社会や歴史観への問題提起を服作りに落とし込んできた。

 会場では「バックヤード(楽…

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