東京・歌舞伎町の「トー横」と呼ばれる一帯に集まる子どもらのために東京都が開設した施設でひわいな行為をしたとして、警視庁は、いずれも無職の新井風月(ふづき)(25)=千葉県八千代市=、青木涼太(20)=住居不定=の両容疑者を都迷惑防止条例違反(ひわいな言動)の疑いで逮捕し、10日発表した。
施設では、利用者によるトラブルが相次いでおり、警視庁が実態を調べていた。
少年育成課によると、2人の逮捕容疑はいずれも7月中旬、相談施設「きみまも@歌舞伎町」でひわいな行為をするなどしたというもの。新井容疑者は女性の下半身を触り、青木容疑者は一緒に訪れた交際相手の少女と性行為を思わせるような行為をしたという。新井容疑者は「女性の股間などを触ったが、何が悪いか分からない」と供述し、青木容疑者は容疑を認めているという。
施設の運営者が7月下旬に警視庁に相談し、同庁が施設内の防犯カメラの映像を分析したところ両容疑者の行為を確認したという。(吉村駿)
「子どもに居場所を提供」小池都知事
「『きみまも』が機能して、子ども、女性、若者にひとつの居場所を提供し、色々な相談に乗ることが効果につながればと思っている」
先月2日、東京・歌舞伎町の「トー横」周辺を視察した際、小池百合子知事はこう述べた。
都が5月に開設、カップ麺や充電器も 子どもを犯罪から守るため
「きみまも」は、トー横に面…