
鳥取県内を走る二つのラッピング列車が3月16日から、デザインを一新する。
鳥取県北栄町出身の漫画家青山剛昌氏の人気漫画「名探偵コナン」をあしらったJR西日本の列車は5代目のデザインが登場する。ラッピング費用を負担した県によると、白と黒を対比させた色使いで、「白の車両」にはコナンと仲間のキャラクター、「黒の車両」には対立する黒ずくめの組織のメンバーが描かれる。内装もトイレ入り口にコナンと黒ずくめの組織のイラストを配置する。
コナン列車は2012年度から山陰線を中心に運行。19年度に登場した3代目デザインの「青赤車両」が4日で運行を終えた。新デザインの車両は16日、「コナン駅」としてファンに親しまれる由良駅(北栄町)と倉吉駅の間で臨時運行する(一般の乗車も可能)。翌17日、21年度登場の4代目デザインの「探偵車両」と合わせた2種類がともに2両1編成で定期運行を始める。
若桜鉄道(鳥取県若桜町)が運行する、スズキの大型オートバイ「隼」(はやぶさ)のラッピング列車(1両編成)は4代目デザインに切り替わる。隼駅(鳥取県八頭町)がライダーの聖地になっていることから、15年度に運行を始めた。八頭町によると、新デザインは桜の花びらと、ダイナミックに描かれた隼の車体を融合させて疾走感を表現した。
16日は郡家(八頭町)―若桜(若桜町)間で臨時列車として運行(一般は乗車不可)。隼―八東(八頭町)間はオートバイの隼10台以上がパトカーの先導で並走する。定期運行は17日以降という。