総務省の2024年の家計調査が7日発表された。毎年注目される宇都宮市のギョーザの年間購入額は、前年に続いて全国3位。19年以来5年ぶりの首位奪還はならなかった。1位は浜松市、2位は宮崎市だった。北関東では前橋市が15位、水戸市が30位となった。

 この調査は東京都区部と道府県庁所在地、政令指定市が対象。24年の1世帯(2人以上)あたりの購入額は、宇都宮市のまとめによると、1位の浜松市が4065円(前年4041円)、2位の宮崎市が3517円(同3497円)、宇都宮市は2801円(同3200円)だった。

 宇都宮市は2010年まで、15年続けて日本一の座に君臨し続けてきた。しかし近年は、「実際に駅を降りれば、ギョーザのまちであると分かるところまで成長してきた。順位に一喜一憂せずにやっていきたい」(市観光MICE推進課)というように、このランキングにはこだわらないという声も多く聞かれる。佐藤栄一市長は「全国にギョーザをはじめとした本市の魅力を発信しながら、関係団体や市民と一体となって盛り上げていきたい」とコメントした。

最近10年のギョーザ購入額トップ3

【2015年】①浜松市②宇都宮市③宮崎市

【2016年】①浜松市②宇都宮市③宮崎市

【2017年】①宇都宮市②浜松市③堺市

【2018年】①浜松市②宇都宮市③宮崎市

【2019年】①宇都宮市②浜松市③京都市

【2020年】①浜松市②宇都宮市③宮崎市

【2021年】①宮崎市②浜松市③宇都宮市

【2022年】①宮崎市②宇都宮市③浜松市

【2023年】①浜松市②宮崎市③宇都宮市

【2024年】①浜松市②宮崎市③宇都宮市

■キャベツ高騰、ギョーザの受…

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