ブランの2024年春夏コレクションから=ブランド提供

 そろそろ、街にサングラス姿が目立ってきた。マスクを外す人が増えたこともあり、装いの主役を張る「いかにも」なサングラスが台頭しつつある一方、眼鏡に近いナチュラルなデザインもすっかり定着。日常のファッションアイテムのひとつとして、選択肢が広がっている。

この夏は「ナロー」と「カーブ」

 「サングラスらしいサングラスが戻ってきた」。眼鏡ライター・伊藤美玲さんが見るトレンドは、レンズの色が濃い大きめのもの。眼鏡のように小さく色の薄いサングラスの人気がコロナ前から続いていたが、この2、3年は潮目が変わりつつある。特に、上下幅が狭いぶん横に長い「ナローシェイプ」は、「日本のファッションブランドでもリアルにスタイリングされるようになり、この夏は一気に浸透しそう」という。

 加えて伊藤さんが注目するのは、顔に沿うように湾曲したカーブサングラスだ。たとえば2024年春夏シーズンのコレクションでは、ルイ・ヴィトンやグッチの近未来的なワンレンズ型、バレンシアガの側頭部まで包み込むマスク型などが目を引いた。

 ファッショナブルなサングラ…

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