「クリスマス粉砕!」。昨年12月24日、クリスマスイブ。10人ほどの男女が、そんなシュプレヒコールを叫びながら東京・渋谷駅近くを練り歩いた。「革命的非モテ同盟」なる団体が主催するデモ行進だ。
意外にも歴史は長く、団体は2006年に設立された。現在は秋元貴之さん(41)が3代目の代表を務める。もとは、秋元さんの高校時代の先輩が立ち上げた。
活動内容は、クリスマスと2月のバレンタインデーに合わせて「粉砕デモ」を実行すること。警察などへの申請にあたっては、デモの目的を「日本の恋愛資本主義的クリスマス文化に反対するため」と記載している。
「日本のクリスマス文化」について、秋元さんは「恋愛がらみのおしゃれな消費をすることに毒されすぎている」と語る。「この時期、恋人がいないといった『恋愛に関係しない人たち』に対する蔑視やさげすみは明らかに間違っている」と大まじめに主張している。「『アンチキリスト教なのか』と聞かれるが、そうではない。クリスマスが悪いのではなく、ステレオタイプな経済活動がおかしいんです」
参加条件は…
秋元さんが団体の活動に加わ…