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計量をクリアした井上尚弥(中央)
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 3日に東京・有明アリーナで行われるプロボクシングのダブル世界戦の前日計量が2日、横浜市内であった。

 スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31)=大橋=は、リミットちょうどの55・3キロ、挑戦者のTJ・ドヘニー(アイルランド)は55・1キロでクリアした。

 世界ボクシング機構(WBO)バンタム級王者の武居由樹(28)=大橋=、挑戦者で元世界フライ級王者の比嘉大吾(29)=志成=は、ともに53・4キロ(リミットは53・5キロ)でクリアした。

井上尚弥の肉体を、阿部一二三のトレーナーが分析

 井上尚は今回がスーパーバンタム級(約55.3キロ以下)での4戦目になる。

 計量後、「スーパーバンタムの体になった」と納得の表情を浮かべた。

 その肉体の特徴、強みはどこにあるのか。

 パリ五輪の柔道男子66キロ級で五輪連覇を遂げた阿部一二三(27)=パーク24=のトレーナーを務める寺田健太郎さんに分析してもらった。

 「すごい体だ。試合前の(阿部)一二三と同じで、体脂肪率は3%前後だろう。この階級でつけられる限界の筋肉がついている」とみる。

 筋肉の分布については、「脇下のギザギザした前鋸(ぜんきょ)筋がすごく発達している。腕を前に伸ばす、肩を外側に回す働きをする筋肉。強いパンチを出すのに必要」。

 腕を伸ばすのに必要な肩の三角筋の前側も発達しているという。

 井上が8月27日にSNSで…

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